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3月16日です。
次の確定申告期限まで365日です。
お疲れさまでした。
個別コロナ延長、e-tax障害延長とありますが、
とりあえず3月15日は終わりました。
弊事務所は若干数の個別コロナ延長が残っておりますが、
それ以外はe-tax障害の影響もなく無事終わりました。
ただ、事業復活支援金の本格対応はこれからです。
もうひと踏ん張り、頑張りましょう。
さて、クラウド会計まわりについて。
今、私の業界で起こっていることです。
某クラウド会計ソフトの広告戦略の影響でしょう、
まともな帳簿とはいえない帳簿が世の中で増えているようです。
「経理の知識がいらない」
「会計を知らなくても大丈夫」
「入力するだけで申告書ができた」
すごいキャッチフレーズだな、とあらためて感じます。
固定資産がマイナスだったり、借入金がマイナスだったり、
一目見て「誤り」だと分かる帳簿をよく見る、
という声を以前より聞くようになりました。
このような帳簿を持って申告期限直前に相談に来られたら、
税理士事務所なら「すいません。お手上げです。他をあたってもらえますか。」
とお断りすることができます。
でも、税務署はそれができません。
明らかに誤りの申告書を受け取らざるをえません。
一緒に一から手直しなんてできるはずないですから。
でも、受け取ってからが大変ですね。
税務調査に行かないといけなくなりますが、どこまで税務調査に行くのでしょうか。
税務署の人も頭が痛いでしょう。
申し上げておかないといけませんが、
これは決して新しいものを頭から否定しているわけではありません。
「誤り」のある帳簿は、「新しいから」「前例がないから」否定しているのではなく、
「誤っているから」否定しているのです。
では、どうすればいいのか?
この場合、誤った帳簿を作った人の責任はないわけではないと思いますが、
それよりもっと責任があるのは、
誤った情報を流して、多くの人を誤解させた企業にあるのではないか、と私は思います。
まずそこから改めないといけないんじゃないかな、と思います。
いろんなところで、いろんな人がこのことの話をしています。
私の意見もいろんな意見の一つだと聞き流してもらえれば嬉しいです。
とにかく、
クラウド会計ソフトはいいソフトなのに、
これで間違った印象を持つ人が増えることが、
私にとって一番悲しいことです。
今日も一日がんばりましょう。