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「この税額、もっと安くならないですか?」
それは無茶です。(^-^;
こんな質問なら検討できます。
「令和6年の税額を減らすために、できることはありますか?」
令和6年分の税額ならまだこれからの話です。
いろんな方法があります。
提案できることがあります。
でも、この時期、令和5年分の税額で、
「もっと安くならないですか?」は無茶です。(^-^;
その内容は自分自身の経営成績を表しています。
売上にあげるべきものはすべてあげて、
経費になるものならないものを検討して、
経費になるものは全部あげて、
最終的に出てきたこの数字は、
あなた自身の「経営成績」なのです。
例え税理士であっても、この数字は変えられないんです。
税額が少なくなる特例を使わないで、
経費を少なくして利益を大きくする調整はできます。
逆に、税額を少なくするための措置はすべて利用していますので、
これ以上税額を少なくする調整はもうできないんです。
もし、これ以上税額を少なくするのであれば、
売上を除外する、
架空の経費を計上する、
プライベート分の領収書を経費にする、
などの「脱税行為」するしかありません。
もちろんそんなことはできません。
お客様からの依頼だとして、
お断りさせていただきます。
とは言ったものの、(^-^)
大体の方は「この税額、もっと安くならないですか?」
とは言っても、冗談で言っているだけです。
こちらも承知しております。
「無理ですね。勘弁してください。(^-^)」
で話が終わります。
表情を見れば分かります。
よくある日常風景ですよね。
でも、たまに真剣に言う人がいるんです。
信じられないかもしれませんが。
困るんです。
ちょっと愚痴っぽくなりました。
3月15日までもう少し。
頑張りましょう。