野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
開業したばかりの個人事業主の方へ。
事業用の口座を作りましょう。
そして、家計用の口座と事業用の口座を使い分けましょう。
そのメリットを2つ。
1つ目は記帳の問題です。
昨日のブログでも書きましたが、
青色申告特別控除を65万円とるときには、複式簿記が必須です。
複式簿記は財産の推移もきっちり記帳する必要があります。
家計の出入金も入っている口座だと、
家計の出入金も記帳しなくてはいけません。
手間が増えてしまうんですね。
事業用口座を作って、事業用だけを記帳する。
そうすることで記帳の手間が減らせる、というわけです。
2つ目は資金繰りの認識の問題です。
家計用と事業用の口座が一緒だと、
家計と事業の資金繰りがごっちゃになりますよね。
事業の資金繰りがいいのか、悪いのか?
家計の資金繰りがいいのか、悪いのか?
区別して管理をしましょう。
事業が苦しいのであれば、
売上を増やす方法や経費を減らす方法を考えないといけません。
家計が苦しいのであれば、
無駄な支出を抑えることを考えないといけません。
事業でどれだけ利益を出せば、家計は問題なく回るのか、
ということも、口座を分けることで把握しやすくなります。
いろんな意味で、口座は分けた方がいいんです。
まずは事業用の口座をしっかり作りましょう。