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「特定の業者とつながっている税理士じゃない方がいい」
そういう話が立て続けにありましたので、
その件について書こうかと思います。
そんな話を持ってこられた相談者の話はこんなお話でした。
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相続対策で不動産投資を提案されています。
提案してくれている会社から税理士さんの紹介を受けて、
その税理士さんから内容の説明を受けています。
悪い人でなさそうですし、いい人だと思うんですが、
その税理士もアパートを建てさせれば手数料もらえるんですよね?
そうなると、アパートを建てるという結論しかないんじゃないですか?
だから、中立な立場の税理士さんの話を聞きたいんです。
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※1人ではありません。複数の相談者です。
※相談者が特定できないようちょっと加工しています。
確かに、
相談者がアパートを建てれば、税理士は手数料をもらえるでしょう。
それは否定しません。
生命保険のケースも同様です。
保険に加入すると、税理士に手数料収入が入ることはあります。
否定しません。
じゃあ全ての税理士が、
「手数料目当てにアパートを建てさせるのか?」
「手数料がほしくて生命保険に加入させようとするのか?」
と言われると、
これは「NO」です。
少なくとも、私は手数料収入のためにお客様を売ることは絶対にしません。
そしてそれは大多数の税理士がそうだと思います。
そうだと信じたいです。
順番が問題で、
お客様にいい提案をする→手数料収入が入る、
これが当然あるべき姿です。
手数料収入がほしい→お客様にとっていいとは限らない提案をする、
これはダメですね。
とは言っても、お客様にとっては、その税理士がどっちの税理士か分からないですよね。
大多数は前者のいい税理士だと思いますが、まれに悪い税理士にあたらないとも限りません。
そんな心配があるときは、セカンドオピニオンを聞くことがいいと思います。
税理士からすると「いい提案だと思ってます!」と言っても、
やはり大きなリスクを負って投資するのはお客様です。
お客様の納得が最優先されることだと思います。
ちなみに私はどこのハウスメーカーとも特定のつながりは持っておりません。(^-^)
ご相談いただければ、私の意見を伝えさせていただきます。
「いい提案」だと思えば、
「いい税理士さんについてもらえててよかったですね。
これからもいい関係を続けることをお勧めします。」
とお伝えします。
以上、最近感じたことでした。
皆様、よい週末を。