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相続にともなう名義変更ですが、
特に相続税がかかるようなご家庭の場合、
名義変更をするまでにやるべきことがあります。
1.相続財産の調査(相続財産で何がどれだけあるか、全部調べます。)
2.相続財産の評価(相続財産がそれぞれいくら、金額を決めます。)
3.遺産分割の協議(誰がどの財産を相続するか話し合いをします。)
4.遺産分割協議書の作成(話し合いで決まったことを書面にまとめます。)
そしてやっと、
5.相続財産の名義変更
相続の経験なんて、普通の人はそんな何度も経験することでありません。
なので、いろんな人にあれこれ言われると混乱してしまいがちです。
そして、特にそれが起こるのが「銀行の窓口」です。
お客様が税理士から「残高証明書を取ってください。」と言われ、
銀行の窓口に残高証明書を取りに行きます。
そして、銀行の窓口に実際に行くわけなんですが、
銀行の窓口に行くと真っ先に説明されるのが、
『「名義変更」の手続き』
というケースが多いと思います。
銀行の窓口で「名義変更」の話をされると、
「あれれ?名義変更手続きをすぐやらないといけないのか?」
ということになってしまうんですね。
1から4の段階をすっ飛ばして、いきなり名義変更なんてできません。
その日、やるべきことは、「残高証明書を取ること」だけなんです。
でも、混乱しますよね。
「税理士と銀行、違うこと言ってる!」
なんて思いますよね。
まずやるべきことは「残高証明書を取ること」です。
順番があることを思い出してもらえると嬉しいです。
それでも不安に感じたら連絡をください。
順番があることを丁寧に説明させていただきます。
一生のうちに何度もあることではないことです。
混乱してもしょうがないんです。
銀行さんも銀行さんの仕事をしています。
銀行さんが悪いわけでもありません。
不安に感じたら連絡をください。