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税理士に対するお客様の要望は人それぞれです。

 

1.大局的な財務の観点から助言がほしい。

2.節税対策など税務面でのアドバイスがほしい。

3.会計は自分でできるので申告書だけ作ってほしい。

4.領収書を渡すので丸々やってほしい。

これらの中間などいろんなパターンがありますね。

 

税理士の報酬も、税理士が何を見るかによって、

金額が変わってきたりします。

面談の頻度も変わってきますね。

 

何が言いたいかというと、

税理士に対する要望が何かというすり合わせは、

一番最初にしっかりお互い確認しといた方がいい、

ということです。

 

一番最初のここでボタンの掛け違いがあると、

ずっと税理士との間ですれ違ったままになる可能性があります。

そして、最終的に「税理士を替えたい」となります。

 

なぜこんなことを言っているのかというと、

「新しい税理士を探している」という人には少なからず、

上記のようなボタンの掛け違いが見られるからです。

 

例をあげると、

「税理士との会話がほとんどない」という相談がいます。

しかし話をよく聞くと顧問料が年間5万円だとのこと。

 

税理士の立場からすると、

年間5万円は、会うのは年一回で申告書を作るだけ、の金額です。

この金額で「税理士との頻繁な会話」は無理です。

最初のところで間違っていると言わざるをえません。

 

税理士との良好な関係を築くには、

最初にどんな要望があるかについて、

お互いちゃんとしたコミュニケーションをとり必要があります。

すれ違ったまま数年を費やすのはもったいないですよね。

 

どんな要望かはちゃんと伝えましょう。

その場合の適正な顧問料も確認しましょう。

どの程度の頻度で助言がもらえるのかも確認しましょう。

とても大事なことです。

 

「・・・のはず」「・・・して当たり前」

とは考えないようにした方がいいですね。

業界によって「当たり前」の常識が違っていることは、

世の中ではよくあることです。

 

欧米のように分厚い契約書を作る必要はなくても

簡単な業務契約書はあったほうがいいですね。

 

「税理士を替える」という話はよくありますが、

やはり気持ちのいいものではありません。

最初が大事です。

お互い気持ちよく仕事をしたいですね。(^-^)