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キャッシュレス、

ペーパーレス、

この波がどんどん進んでいます。

一部の人たちは逆に不便になる事態を起こしています。

 

税務署のキャッシュレス納付の推進で、

納付書が送付されなくなりました。

「しょうがないからキャッシュレスで納付するか」

となることを期待したものなのでしょう。

 

しかし、実際には、

「キャッシュレスなんてチンプンカンプンだから困る!」

という人は一定数いるわけです。

 

そういう人のために、わざわざ税務署から納付書を取り寄せて、

納付書も今まですでに印字されていたものがされていないわけで、

税理士事務所が一から全て書き込んでお客様に渡しています。

 

むしろ仕事が増えてしまいました。

 

ペーパーレスの通帳もそうです。

今まではATMに通帳を入れれば、そこに印字されます。

税理士事務所はそれを見て帳簿処理をしていました。

 

しかし、今はペーパーレス、すべてスマホに切り替える地銀があります。

通帳であれば紙1枚に約30件ぐらいの取引が見れました。

しかし、スマホだとスクショで1画面に約5件、

必要な枚数がとんでもなく増えています。

 

マネーフォワードクラウドなどに切り替えてもらえれば、

そこまで難しくはなくなるんですが、それもまた難しい。

 

結局、紙の通帳を継続することになり、

通帳発行手数料など余計な出費が増えることになります。

 

こういった例もありますが、

キャッシュレス・ペーパーレスといった効率化は

すべての人にとって効率化となっていないのが現実です。

 

パソコンやスマホも無料ではないですしね。

 

この流れは正解なのかどうなのか?

社会全員がネットを使いこなせるような時代になれば

こんな問題は起こらないんでしょうが、

時代は高齢化社会でもあります。

まだまだ使いこなせない人は残ります。

 

税理士事務所はそのカバーを強いられています。

税理士事務所だけではないんでしょうが・・・。

ちょっと愚痴の回でございました。