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今、税務当局はキャッシュレス納付を推しています。
税務署との会合になると必ず最後はこの話です。
税務署の方も上層部からの指示で動いているのでしょう。
そんでもって、
税務署から郵送されていた納税用の納付書は、
すでにもう郵送されていません。
納付書がほしい人は税務署にもらいに行かないといけません。
面倒なことになっています。
他にも、今年から窓口での受領印がなくなりました。
電子送信をすれば「受信通知」が来るのでそれで十分でしょ、
という考え方のようです。
どんどんIT化が進んでいます。
でも、
でもですよ、
IT化についていけない人が世の中には多くいます。
60代でも70代でもITバリバリの方もいる一方、
相当数の人がついていけてません。
使えるITはLINEだけ、なんて人が多いです。
しかし、そんな方は置き去りにされて、
IT化は問答無用で進められています。
税理士法には「DXを推進する」という文言ができたようですが、
実際のところ、税理士がやっていることは、この2つ。
1.文字通り「DXの推進」。
2.DXできない人のために手仕事をしてあげる。
真面目に国民の義務として税務手続をしたいのに、
IT化についていけないので困っている人のために、
実質的に無償で、税務署まで納付書を取りに行き、
手書きでシコシコと住所・氏名・金額などを記入して、
それを納税者の方にお渡ししています。
下手をすると、「DXの推進」と同じくらいの手間をかけて、
手書きの納付書を用意する作業をしているかもしれません。
何を言いたいのかと言うと、
税務当局のやり方を非難しているのではなく、
税理士はこんなことまで頑張っていますよ、
と認めていただきたいのです。
頑張ってるんですよ。(^-^;
もっとほめてください。
税務署が放り出したことを、
税理士は代わりにやっています。
税理士は頑張ってるんです。
分かってください。(^-^;
税務当局が「DX」の名のもとに、いろんなことをやめると、
そのたびに税理士の仕事が増えています。
代わりに税理士がやってるんですよ。(^-^;
そんな心の叫びでございます。
どうかほめてやってくださいませ。