野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

 

確定申告時期が終わり、もう1週間。

解放気分も終わり、後回しにさせていただいと仕事にとりかかっております。(>_<)

 

さて、クラウド会計ソフトはかなり普及をしてきました。

と、ともに、問い合わせも増えております。

 

そこで今考えているのが、

「クラウド会計ソフトは魔法の杖ではない」ということ。

 

「クラウド会計ソフトさえ導入すれば、会計や税務申告はもう大丈夫。」

と考える方が多くなってきている、

といった懸念をすごく感じるようになりました。

 

一部会計ソフトが過大な広告をしているせいか、(^-^;

会計のことを知らなくても大丈夫、

税務のことを知らなくても大丈夫、

というふうに、一般の方々に間違って伝わっているような気がします。

 

会計はもちろん複式簿記が基本です。

日商簿記の3級2級などありますが、それです。

税務は税務で、青色申告や所得控除など、

それなりの知識が必要です。

 

日々の入力も税理士から見ると、

「ん?」という処理が目立ちます。

明らかに家族で行ってるであろうファミレスの飲食代を

「交際費」として入力してあったり、

10万円以上の備品を「消耗品費」として

経費処理してあったり。

 

「日々の入力はしてあるので、申告だけお願いします。」

と言われるケースがよくあるんですが、

「この内容じゃ、とてもじゃないけど無理です。」

と言わざるを得ないことが多いです。

 

クラウド会計ソフトを導入したら

もう大丈夫というわけではありません。

 

税理士の「これぐらい分かって当然」の水準と、

一般の方々の会計税務の理解度の水準が、

こんなに違うものかと感じています。

 

もちろん、一般の方々にも、きちんと理解されている方はいます。

そんな方は本当に申告のときだけ私が見れば大丈夫です。

ただそれが全員ではないということです。

 

クラウド会計ソフト以前に、会計税務の知識が問題だと感じています。

会計税務の知識がない方は、クラウド会計ソフトを導入したとしても、

税理士の力が必要だと感じます。

税理士に相談してみてください。

 

クラウド会計ソフトを導入したから大丈夫という人もいれば、

クラウド会計ソフトを導入しても問題は解決しないという人もいます。

 

どうか冷静にご自分の判断をしてみてください。

どうぞよろしくお願いいたします。