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国税当局の実地調査には「強制調査」と「任意調査」があります。

「強制調査」とはまさに文字通り。

国税当局が裁判所の許可を取り、強制的に行うものです。

映画「マルサの女」でも出てくるようなアレです。

 

そしてもう一つが「任意調査」です。

「任意」なら受けなくてもいいの?

と思ったら大間違いです。

 

「任意」であっても、税務調査は受けないといけません。

じゃあ何が「任意」なのかというと、

来客が多くてムチャクチャ忙しいときに突然来られたときに、

「もう忙しくて対応できないので、後にしてもらえませんか?」

という「任意」です。

 

今はダメだけど、後でちゃんと受けます。

という対応ができるという意味の「任意」です。

 

税務調査は必ず受けないといけません。

正当な理由がなく調査を受けないとか、

調査の妨害をしたとか、になると処罰の対象になります。

 

そういう意味では、世間一般で使われている「任意」と、

「任意調査」の「任意」では意味が違うかもしれませんね。

 

とにかく、「任意調査」であっても、

税務調査は必ず受けないといけないものだということは

しっかり覚えておきましょう。