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「節税」とは、何を指すのでしょう?
ちょっと考えさせられることがあったので、
忘れないうちに書いておこうと思います。
例えば、100万円、交際費の飲食で使ったとします。
税率を40%とすると、経費が100万円増えたので、
40万円の税金が減ることになります。
これって「節税」でしょうか?(^-^;
飲食で100万円減っている、という事実があるわけです。
税金が減った効果と差引しても、
60万円の預貯金が減ったというのが事実です。
じゃあ、この飲食100万円を使わなかったら?
預貯金は100万円増えますが、
40%の税金はかかるので、残るのは60万円です。
つまり、60万円は残るのです。
どっちがいいと思いますか?
交際費100万円のおかげで、
それ以上の利益を生み出す仕事を取れれば、
そっちのほうがいいに決まっていますが、
それはちょっとおいときましょう。
その前提で考えるならば、
後者の60万円残る方がいいですよね。
じゃあ「節税」とは何ぞや?
経営は何のためにあるのか?
この「節税」をどうとらえますか?
「節税」の定義を「税金を減らすこと」だけと考えると、
これは経営にとってはよくないですよね。
「節税」だけが目的になってはいけないと思います。
ちょっと気になったので、このことを考えてみました。