野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
確定申告期限まで今日を入れてあと4日です。
私達の事務所の確定申告業務ですが、計算はすべて終わり、
あとは一部のお客様への説明を残すのみです。
そんな中、お客様への説明を何十回もする際、
今回一番印象に残ったのは「定額減税」の恩恵ですね。
1人4万円、扶養親族がいればさらに×4万円です。
内訳は国税3万円、地方税1万円なので、
確定申告では3万円が控除されます。
これがなかなかの効果があると感じました。
普通に所得税が出るはずだったところが、
定額減税のおかげで所得税0円、という人が結構いました。
いやあ、減税効果を感じずにはいられませんでしたね。
扶養家族が3人いれば、本人分も入れると3万円×4人=12万円の減税です。
なかなかパワフルでした。
すでに総理大臣はかわりましたが、
なかなかの制度を残していただけたものです。
この素晴らしい減税制度を複雑怪奇にして、
総理大臣の評判を谷底に落とした制度設計者もすごいですね。
ちゃんと分かりやすく、簡素な制度設計をすれば、
今でも総理大臣はかわってなかったんじゃないか、
と思った次第でございます。
と、上から目線で褒めさせていただきましたが、
ここからまた複雑怪奇な事務処理が市役所に降りかかります。
定額減税で控除できなかった分ですが、
市町村から給付というカタチになるんですね。
どうやって事務処理をするんでしょうね。
住民基本台帳と確定申告書や給与支払報告書との
突き合わせ作業をやらないといけません。
自動でできるシステムはもう準備されているのでしょうか。
いつごろになるのか?
どうやって給付されるのか?
当然、手続きミスで、重複して控除してる人もいると思うので、
そんな人を見つけたときにどうするのか?
私達税理士には一切、そこらへんの説明はありません。
他人の心配をしてもしょうがないですね。
各市町村にお問い合わせください。
各市町村はコロナのときに散々給付の手続きをしています。
今回もその経験を基になんとかするのでしょう。
頼りにしています。
よろしくお願いいたします。