野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

 

さて、先月末に税理士試験の合格発表がありました。

合格された皆さんはおめでとうございます

税理士としてスタートをこれから切っていくことでしょう。

成功することを心からお祈り申し上げます。

 

で、

そんな苦労して取った資格ですが、

資格を持たない人にかなわないこともあるんですよ、という経験をしました。

それも、税金に関する話で、という経験です。(^-^;

 

どんな話かというと、

 

私とAさんと確定申告の話をしていました。

私「ここはこういう処理なので、なおさないといけないですね。」

A「え?でも、知り合いのBさんはこう言っています。」

私「Bさんって税理士ですか?」

A「いいえ、××会社の方です。」

私「税理士の私が言うので間違いないです。なおしましょう。」

A「ん~、Bさんに話を聞いてからでいいですか?」

ダメとは言えないですよね。

でも正直、いい気持ちではありません。

 

後日、

A「Bさんに聞いたら、やっぱり先生の言うとおりでした。」

Aさん、ちょっと不満そうな顔です。

Bさんもちゃんと調べたら、間違えてたことが分かったのでしょうね。

 

税理士の私としては、はっきり言って面白くない出来事でした。

気分が悪いですよね。

 

でも!

ここで考えなおしてみましょう。

 

確定申告の話、つまり税金の話なのに、

税理士より信頼の厚いBさん!すごいと思いませんか?

Aさんは、税理士より、税理士でないBさんを信頼していたんです!

 

つまり、

「信頼」は「資格」よりも強い、

そんなことが目の前で起こったのです。

 

正直、税理士である私は納得できません。

しかし、現実はBさんのほうが信頼されていたんです。

これは揺るがしがたい事実です。

 

今回は税金の豆知識の話ではありません。

 

ビジネスにおいて、いかに「信頼」が大事か、という話です。

 

あなたは、顧客から、それだけの「信頼」をされていますか?

それだけの「信頼」を得るためにどんな努力をしていますか?

ときには専門家を上回ってしまうような「信頼」です。

 

きっとBさんは多くの人から「信頼」を受けているのでしょう。

そして、Bさんにはその「信頼」をもとに多くの顧客がいるのでしょう。

容易に想像がつきます。

Bさんはきっと素晴らしい人なのだろうと思います。

 

ちょっとそんなことを考えました。

私にとっても大きな課題です。

 

がんばっていきましょう。(^-^)