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税法合格履歴

4年目:法人税法

5年目:相続税法

8年目:消費税法

 

まず、言えることは、これです。

「税法の合否は理論で決まる!(ことが多い)」

計算問題で1問まちがえても他の受験生との差は2~3点です。

しかし、理論で1問まちがえると開く点差は10~20点です。

この差は大きいです。

 

したがって、私の税法勉強のポイントは、これです。

1.計算は他の受験生と差がつかない程度の合格レベルにもっていく。

2.理論は他の受験生との差をつけるために徹底的に磨く。

 

そのための勉強です。

 

まず、計算。

12月までに全て終わらせます。

「1月以降のテキストがまだ来てないじゃないか」と思われるかもしれません。

どうにかして入手するんです。

私の場合は、産能大通信講座を利用して、

格安でTACの前年のテキストを入手しました。

 

1月からは土日の午前だけ、復習をします。

そこで意識するのは、

忘れないようにすることと、

スピードを速くすること、です。

 

これを試験直前まで繰り返します。

 

そして、要(かなめ)の理論。

12月までは計算に集中して、理論はほとんどしません。

どうせやっても忘れますから。

年明けから本格的に理論を始めます。

 

平日の夜、土日の午後、ひたすら理論の暗記です、

ただひたすら理論の暗記です。

理論の暗記のコツは、とにかく回すこと、に尽きます。

 

1問覚えるための時間は、最初は1日かかるかもしれません。

しかし、2回目には半日で覚えられるようになります。

3回目には2時間、4回目には1時間、5回目には30分と徐々に短くなります。

そして、試験前には2日間でテキスト1冊を覚えられるところまで持っていくのです。

 

回すスケジュールはざっくりこんな感じです。

1回目:1~3月

2回目:4月~5月中旬

3回目:5月中旬~6月初旬

ちなみに全答練は6月のこの時期にありますが、

3回目程度ではほとんど記憶は定着化していません。

目指すは本試験であり、全答練ではない、と割り切っていました。

 

4回目:6月初旬~6月下旬

5回目:6月下旬

 

7月からはひたすら回して回して回し続けます。

そして、ひねった問題が出てもとまどわないように、

ひねった問題を想定して組み立てを考える時間を持つことも必要です。

 

1問覚えたら、理論テキストの余白に覚えた日付を書いていきます。

後で見直して、その日にどの問題を覚えようか、という判断材料になります。

「この問題はまだ4回しか回していないから、今日はこの問題を覚えよう」

「前回回した日から時間がたっているので、今日はこの問題を覚えよう」

となるわけです。

 

ちなみに覚えるときに、書いて覚える人もいますが、私は書きません。

声に出して覚えます。声を出せない場所のときは、口だけ動かします。

なぜ書かないか?

書いてたらスピードが上がらないからです。

それに手も疲れます。

 

大量の暗記をしないといけないときに、

書いて覚えるということは、非効率以外何物でもありません。

書かないで覚える、という癖をつける必要があります。

 

試験直前は、出題のヤマをある程度張って、そこを重点的にやりました。

けど、試験委員の先生は必ず外してきましたね。

ヤマを張るのは気休めにしかならないようです。

 

いかがでしょうか、この勉強方法は。(^-^)

 

計算と理論の勉強期間をこれだけキッパリ分けているのは珍しいかと思います。

これが、私が法人税法を受かったときにつかんだコツです。

参考になるかどうか分かりませんが、こういう考え方もあるということです。

 

次回、このコツをつかんだ勉強方法で、相続税法を一発合格します。

 

 

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