野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
「寒いねえ」と話しかけられ、「そうですね」と答えつつ、
「そんなに寒いかなあ?」と心の中で思う暑がりの川下です。
さて、この税理士の仕事をしていると、
他の税理士さんの悪口さんを聞くことが
少なからずあります。
「今の税理士に不満があるので、
税理士を替えたいと思っている。」
という話がたまにあるんですが、
そのときに今かかっている税理士の
悪口を聞くことになります。
そのときにたまにあるのが、
「納税額を教えてくれるのが納期限ギリギリ」
というものです。
「それはひどいですねえ。」
と、とりあえず返事はします。
私も独立開業して10年経ちました。
そのようケース、約50%の割合で
相談者に問題があることが分かってきました。
というのは、
その理由で関与することになった
お客様のうち約半数は、
資料をなかなか出してくれないのです。(^-^;
なるほど。
と思いました。
納期限の2週間前にしか資料をもらえなかったら、
税額説明が1週間前になるのは当然です。
税理士事務所では、資料をもらってから、
資料を確認し、その内容を理解して、
仕訳をおこし、会計ソフトに入力し、
その内容に間違いがないか何度も確認して、
決算をそれで締めて、
そこから税額計算に必要な事項をまとめ、
税務申告書を作成し、
必要であれば来期の予測資料も作成します。
資料をもらうのが2週間前だと、
1週間前に税額説明できるようにするまで、
他のお客様の仕事は手をつけられなく
なることもあるんですね。
1週間で不明点をすべてなくすことは
ほとんど神業に近いものです。
なので、そんなお客様には
「資料をもっと早くください!」
と強く言わざるを得なかったりします。
ただ、そうなると、
お客様との関係も
ギクシャクした関係になったりしますよね。
そして、お客様も「別の税理士なら・・・」
となってしまう・・・。
残念ながら、そんなお客様は
別の税理士にかかっても
同じことを繰り返しているものと思われます。
そんなもんなのかもしれません。
念のために、約50%のお客様の話で、
そうでない方もたくさんいますので、
どうかご了承ください。
さて、これから年末調整の時期です。
それが終われば確定申告です。
税理士の内情を話させていただきました。
今回の話、
読み物として楽しんでもらえたら幸いです。