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先週金曜日、どれだけ片町が閑散としているか見に行きましたが、

そこで言われたのが、

「川下さん、こんな早い時間に来ても、まだうちの店はお客さんいませんよ。」

確かに6時半から飲んでいるのは、コロナ前でも私だけかもしれません。(^-^;

でも、コロナ予防のためには早い時間に飲むのはいいことですよね。

 

さて、確定申告の受付がいよいよ明日に迫ってきました。

超繁忙期のアタマに超がつく、超々繁忙期の到来です。

 

そこで、自分の頭を整理する意味を含めて、今年変わったところをまとめたいと思います。

 

1.まずは基礎控除が変わりました。

今までは38万円だったのが、48万円に増えました。

減税か!?と思わせといて、実は減税ではありません。

 

基礎控除が増えた代わりに減ったものがあります。

青色申告特別控除、給与所得控除、公的年金控除がそれぞれ10万円ずつ減りました。

 

さらに、高額所得者は基礎控除48万円も減額される仕組みとなりました。

合計所得金額が2400万円を超えると段階的に減らされて、

2500万円を超えてしまうと0円になってしまいます。

高額所得者に厳しい改正です。

 

2.青色申告特別控除が変わりました。

青色申告特別控除は65万円から55万円へ減額になりました。

しかし、電子申告いわゆるe-taxをする場合は65万円に据え置きです。

法人税では大企業が電子申告を義務化されるなど、電子化が進んでいますが、

これもその一環ですね。

 

3.給与所得控除・公的年金等控除が変わりました。

それぞれ10万円減額されています。

なので、給与所得控除は最低65万円が55万円に減額されました。

65歳以上の公的年金等控除は最低120万円が110万円に減額されました。

 

給与と年金の両方をもらっている人はダブルだと20万円の減額になってしまうので、

減額が10万円以内に収まるように、所得金額調整控除という控除ができて、

最高でも10万円の減額で収まるような制度が創設されています。

また、どんどん税法がややこしくなっていますね。(^-^;

 

3.所得金額調整控除という控除ができました。

この所得金額調整控除は2種類あって、

1つは前述の給与所得控除と公的年金等控除の調整のための控除です。

 

で、もう1つが給与所得の調整用です。

どういう調整かというと、

給与収入が850万円から1000万円の間で、

本人や親族が障害者だったり、23歳未満の扶養親族がいる場合の控除です。

こちらはほとんどの人が年末調整で適用済みかと思います。

 

もう1つ大きな改正で、ひとりおや控除がありますが、

これは次の回に回したいと思います。

 

確定申告をしない人や、今年初めて確定申告をする人には、

さっぱり分からない内容だったかと思います。

一応、税理士なので、面白くないけど重要な情報、

というのもお伝えしていかないといけないなと思っています。(^-^;

 

詳細は身近な税理士や税務署までお問い合わせください。

 

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