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まず、相続税がかかる人の割合について。
これは約8%です。
お亡くなりになった人のうち、
相続税がかかるのは8%です。
すなわち、92%の方は相続税はかかりません。
これは圧倒的多数です。
つまり世の中で相続税がかかる人はほんの一握りなんです。
相続税がかかる人は、それを踏まえて物事を考えなければなりません。
タイトルにある「92%の言うこと」とは具体的には以下のようなことです。
「相続で過去の通帳を調べられたことなんてない。」
「相続で家族の通帳を調べられるなんて聞いたことがない。」
私のブログを読んでいらっしゃる方ならピンと来たはずです。
これらはいわゆる「名義預金」のための確認です。
相続税の申告に際しては「必ず」やらないといけないことです。
でも、これは「相続税がかかる人」という前提があってのことです。
そうなんです。
相続税がかからない92%の人にとっては、
相続税申告は経験しないお話なんです。
相続税がかからない92%の人が、
相続税がかかる8%の人に対して、
「相続で過去の通帳を調べられたことなんてない。」
「相続で家族の通帳を調べられるなんて聞いたことがない。」
と話をするのです。
相続税がかかる人は注意してください。
相続税がかかる8%の人は特別なのです。
相続税とは関係のない92%の人同じではないんです。
どうかご理解ください。
そして、
相続税がかかる8%の人にとっては、
生前のお金の動かし方もとても重要な問題です。
相続の時には税務署に全て調べられる、という前提で、
生前のお金の動かし方を考えなければなりません。
贈与ならば贈与としてのお金の動かし方、
生活費なら生活費としてのお金の動かし方、
貸し借りなら貸し借りとしてのお金の動かし方、
これらを意識しなければなりません。
なんだかとても大変ですね。(^-^;
でも大事なことです。(^-^)
相続税がかかる人は「自分は特別なんだ」と理解しましょう。
8%の少数派ですから。