野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
中小企業の経営者さん、個人事業主さんへ
もし部下からこう言われたらどうしますか?
部下A「あの、お客様と飲みに行ったので経費精算してほしいんですが。」
社長「うん、誰と行ったの?」
部下A「B社のB社長です。」
社長「うん、Bさんて確かもともとA君の友達だった人だよね?」
部下A「はい、そうですね。」
社長「ん?2軒目に行ったの?それもキャバクラ?」
部下A「はい・・・。」
社長「これって友達として楽しみに行っただけなんじゃない?」
部下A「え~と・・・」
社長「そういえば、2~3週間前もBさんとの飲食を経費にあげたよね?」
部下A「・・・」
社長「ちょっとこんなの経費じゃ落とせないよ。」
さて、そんな社長に質問です。
部下には「経費で落とせない」と言っているような飲食代、
自分で使ったものは「交際費」に入れていませんか?
税務署が税務調査であなたの領収書を見るとき、
この立場が逆転するんです。
あなたが部下に「経費で落とせない」と言っているような飲食代、
今度はあなたが税務署から「本当に経費ですか?」と言われたとき、
あなたは胸を張って「経費です」と言い切れますか?
最近の税務調査は、こんな細かいところまでチェックされます。
その「交際費」、本当に経費に入れて大丈夫ですか?
1.誰と行ったのか?
2.その人と事業の関係があるのか?
3.実態はプライベートではないのか?
ちゃんと説明できるようにしておく必要があります。