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結論から言います。
令和4年の相続税の課税割合は9.3%でした。
お亡くなりになった方が100人いたら、
そのうち9人は相続税がかかった、という計算です。
これだけ見れば「そんなもんか」と思うかもしれませんが、
私の感想は「結構、増えたなあ。」です。
というのも、
平成27年に相続税の基礎控除の改正がありましたが、
平成26年は課税割合4.4%だったのが、
平成27年は課税割合8.0%に増えました。
この改正で倍ぐらいに増えたんですね。
伝え聞くところによると、平成27年の改正をする際して、
課税割合が6%になるという試算があった、ということ。
しかし、フタを開けてみたらそれを大きく上回り8%になった、
という経緯があります。
それを受けて、今回の9.3%を考えると、
「ちょっと増えすぎたんじゃない?」
と、私は思ってしまいます。
そして、今、都市部の地価は上昇傾向です。
これからの相続税の課税割合は増えていくと思われます。
となると、そろそろ基礎控除をまた増やしてもいいのでは?
と、私は思います。
しかし、財源を増やしたい財務省と、
財務省に抵抗する力を持っていない総理大臣です。
そうやすやすと減税の方向にはいかないでしょうね。
岸田総理が続く限り、
相続税の減税はないんだろうな、
と勝手に想像しています。
今年の生前贈与の改正もありましたが、
相続税の分野でも増税が止まりません。
生きづらい国になりましたね。
でも、日本語しか話せない私は
この国で生きて行くしかありません。
頑張ります。(^-^;