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「開業するんですが、会社にしたほうがいいですか?」
と聞かれることがあります。
そんなときは大体こう答えます。
「最初は個人でもいいんじゃないですか。」
適当な返事だなあ、と思われるかもしれませんが、
私がそういう質問を受けるのは、ちゃんとした打合せの場だけでなく、
ちょっとした立ち話だったり、飲み会の席だったりするので、
そんなときの回答だと思ってください。
で、話の続きです。
そこでの反応がどうかというと、
「そうですよねー。」
という反応をする人はほとんどの場合、個人でいい人ですね。
ここで、ちょっと違う反応をする人がいます。
「でも、社会的信用を考えると・・・」
「社会保険に加入したいんです・・・」
「取引先はこう言っているんですが・・・」
こんな反応をする人の場合は、
「そうなんですね。もうちょっと事情を聞かせてください。」
となって、本格的な相談に入ります。
法人にするときの判断材料についての話をしましょう。
まず最初にあげられるのが「設立費用」ですね。
株式会社であれば20~30万円かかります。
そして、もし事業がうまくいかなかった場合、
会社を閉じるのにも同じくらいの費用がかかります。
この説明だけで、
「法人にはしない」
という判断をする人が多いと思います。
そして、法人の場合は赤字でも税金がかかります。
法人県民税・法人市民税の均等割です。
金沢や野々市の場合は合計で7万1千円、毎年かかります。
この説明で法人にするのをやめる人もいます。
開業しようという方、ご存知だったでしょうか?
もっと突っ込んだ判断はいろんな事情を聞いてみてから、
ということになりますが、
今回はほんのさわりだけお話しました。
少しでも参考になれば幸いです。