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遺言には「付記事項」という項目があります。

これがとても重要です。

 

まず、遺言に書くことといえば、

「誰それにこの財産を相続させる」といったものですよね。

どの財産を誰に相続させるかを、

ズラズラっと書いていくわけです。

 

ただ、これだけだと機械的で無味無臭な文面になりかねません。

 

なので、そこに「思い」を吹き込むのが「付記事項」です。

 

「長女には生前介護でとても世話になった。ありがとう。」

「長男は私の仕事を継いでくれた。ありがとう。頑張ってほしい。」

「二男にはあまり経済的援助もできなかったが、感謝の気持ちは変わらない。」

 

なぜ、そのように財産を相続させるかの理由を、

感謝の気持ちとともにつづるのです。

そうすれば、機械的になりかねない遺言が、

「思い」の詰まった手紙に変わるのです。

 

遺言を「思い」の詰まった手紙に変えるのが「付記事項」です。

 

「文章を書くのは苦手なんだよな」という方は、

遺言作成に慣れている司法書士さんや行政書士さんに相談してはいかがでしょう。

きっと一緒に文面を考えてくれるはずです。

 

遺言は連絡事項の書いてあるメモではありません。

「思い」を込めたお手紙です。

大事にしたためましょう。(^-^)