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「ドリルを売るには穴を売れ」

という言葉があります。

マーケティングを知る者にとっては常識ですね。

 

ドリルを買うお客様は穴を開けるのが目的です。

ドリルがどんな性能なのか?よりも、

どんな穴を開けることができるのか?

そちらに関心があるのは当たり前です。

 

だから、ドリルをアピールするより、

穴をアピールするのが効果的なのです。

 

クラウド会計ソフトもそうですね。

 

クラウド会計ソフトは「道具」です。

お客様が求めているのは、

経営に役立つ財務諸表の作成だったり、

税務署への申告のための青色申告決算だったり、

するわけです。

 

さらにいうと、

バックオフィスの効率化による

資源の本業への集中です。

 

では、私の事務所のクラウド会計ソフトの場合はどうか?

 

私の事務所にクラウド会計ソフトについて相談にいらっしゃる方は、

すでにクラウド会計ソフトの長所を知っている方ばかりです。

使いこなせる税理士を探して、うちにたどり着く方が多いように感じます。

 

私は「マネーフォワードクラウド」推しなので、

「マネーフォワードクラウド」で検索してたどり着く方が多いようです。

嬉しいですね。

 

なので、穴を探してたどり着いた、というよりも、

ドリルを使える人を探してたどり着いた、

という方が多いようですね。

 

ドリルの使い手としてのニーズですね。

 

そんなニーズがあったのか、

と自分でも意外に感じているところです。

 

でも実際に「マネーフォワードクラウド」を売っているのは

マネーフォワードさんですし、

それを活用しているのは税理士なので、

税理士に使い手としてのニーズが来るのは当然なのかもしれません。

 

税理士は穴を売るのではなく、

穴を開けるお手伝いを売るのが仕事なんですね。

 

こんなふうな視点で見ると

マーケティングの実践って面白いな、と思います。

 

さて、今日は雪かきから1日が始まりました。

栄養ドリンクを飲んでがんばります。