犬が好きなのではなく、
奥さんの命令で犬の散歩をさせられている自分が好き、
という知り合いがいます。
さて、帳簿をつけることがなぜ必要なのか?
例えば、現金売上の小売業があります。
その月は100万円の売上がありました。
月末現在、預金も100万円残っています。
やったー!100万円もうけた!
違いますよね。
その事業者は仕入れたものの支払いが翌月10日です。
原価率は60%。
60万円の支払いが頭の中にありませんでした。
電気料、水道料、パートさんの給料、これらも翌月払いです。
これらも合わせると翌月の支払いは80万円。
もうけは100万円ではなく、20万円です。
その事業がもうかっているかどうかと、現金があるかどうかは一致しません。
現金だけでは経営の良し悪しは判別できません。
もし、この事業者さん、月の支出合計が110万円だったらどうなるでしょう。
当分の間、現金は手元にあるでしょう。
しかし、徐々に現金は減っていきます。
基本的に赤字経営ですから。
現金だけで見る経営判断は危険です。
本当にもうかっているかどうかが重要です。
そのためには帳簿をきちんとつけることが重要です。