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経営者の悩み事のツートップといえば「カネ」「ヒト」です。
その中でも「ヒト」。
開業したばかりは、縁のない悩みですが、
一定規模以上になると、どうしても起こってきます。
一人では仕事をこなしきれなくなるからです。
それにしても、今の法律・・・
労働者側に非常に有利になっています。
手厚い社会保険、
相当の理由がないと解雇できない、
これは零細事業者にとって本当に負担です。
人が入ったり辞めたりするたび、
煩雑な手続きが必要です。
本業を止めてでもしなければなりません。
解雇しづらい法律。
ちゃんと指導をしたにも関わらず、
業務改善がされなかったという実績がないと
解雇したくても解雇できません。
零細事業者の場合、
働いて結果を残さない従業員への給料は、
自身の生活費がその従業員に奪われることを意味します。
結果を残さない従業員へ払った20万円の給料は
自身の生活費が20万円ムダに使われたことを意味します。
切実な問題です。
それでも、「指導をしてもダメだった」
という実績がなければ解雇できません。
零細事業者には
そんな懇切丁寧な指導をしている時間はありません。
それでも指導しないと法は事業者を守ってくれません。
非常に厳しい法律だと言えます。
懇切丁寧に指導をして、
「あーやっと戦力になってくれる」、
と思った矢先に「辞めたい」ということもありえます。
「辞める」という意思表示が一定期間前であれば
その退職を認めざるをえません。
零細事業者からみれば、研修教育費泥棒です。
言い方が過ぎたでしょうか。
申し訳ありません。
今の日本の法律は零細事業者には非常に厳しい法律です。
「人を雇わない」という選択をする事業者すらいます。
零細事業者の成長を促すには
ここらへんの問題の緩和が必要なのでは?
と個人的には思ってしまいます。
インボイス制度の導入など
今の国は零細事業者に本当に厳しいですね。
日本の将来が心配です。