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確定申告も最終盤です。
あと1週間。
さて、気持ちはもう来年へ。
みなさんご存知のとおり、複式簿記で記帳をすれば、
青色申告特別控除が増額します。
10万円が55万円に。
さらに電子で申告すれば65万円です。
その差は大きいですね。
領収書がなくても55万円経費が増えるのと同じですから。
しかし、複式簿記で記帳をする場合、
すべての取引を仕訳にする必要があります。
税理士事務所の職員なら仕事の一部なので負担感はそれほどありませんが、
本業が別にある事業主にとってはかなり面倒です。
その手間を大幅に短縮してくれるのが「クラウド会計ソフト」です。
ちなみに、
うちの事務所では「マネーフォワードクラウド」を推奨しています。
各金融機関の履歴データと連携して、仕訳データを作成してくれます。
ユーザーが行うのは、その内容を確認して「登録」ボタンを押すだけです。
(初期設定をするのがかなり大変ではありますが。)
ただし!
その各金融機関の履歴データですが、
どこまでさかのぼれるかは、金融機関によって差があります。
連携した日からしかデータが取れないところ、
連携日の3ヶ月以上前のデータは連携できないところ、
つまり、無限にデータがとれるとは限らないんですね。
なので、何が言いたいかと言うと、
「導入するなら、早めに導入してください。」ということ。
1日遅らせることで、連携できるデータが1日分少なくなります。
令和6年分からクラウド会計ソフトでやるんなら、
1日も早く取り組みましょう。
その分、手間が少なくなります。
まだ、令和5年の確定申告が終わっていない人はこれからラストスパート!
それが終わったらすぐ令和6年のことも考えましょう。