野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
確定申告の超繁忙期が終わりました。
ほとんどの方は令和6年の帳簿を始めていると思います。
ところで、こんな質問がありました。
「NISA」と「iDeCo」、どっちが節税になりますか?
結論から申し上げると、
私は「iDeCo」と答えています。
「NISA」は株式や投資信託に投資した際に、
配当・分配金や譲渡益が非課税になる制度です。
これはこれで魅力的な制度ですが、
投資した金額そのものに税制優遇はありません。
一方、「iDeCo」は老後の資金のための制度で、
掛け金は「小規模企業共済掛金等控除」で、
所得税の計算で控除されます。
老後に年金や一時金としてもらいますが、
そのときに税制上優遇された計算方法でもらうことができます。
ただし、掛け続けている期間は取り崩しができません。
現役時代での「節税」を考えるなら、
「iDeCo」になるでしょう。
「資金の運用」としてとらえるなら、
それは各自の判断かなと思います。
しかし、ここでもう1つ、
自営業者なら忘れてはならない制度があります。
「小規模企業共済」です。
これはいわば「自営業者の退職金制度」です。
こちらは昔からある制度です。
世の中の多くの人はサラリーマンなので、
「小規模企業共済」の対象である自営業者から外れます。
したがって書店に行っても、
この制度の書籍を探しても見つけることはあまりないと思います。
しかし、昔からある制度です。
自営業者にとっては「王道」の制度です。
「iDeCo」同様、掛け金は「小規模企業共済等掛金控除」で
所得税の計算上、控除することができます。
引退後にもらう年金または一時金も税制上の優遇があります。
自営業者であれば当然、考慮すべき制度です。
元本保証かどうか、リスクとリターンのバランス、
そういった投資的な要素の部分は
それぞれの運用方法によって変わってきます。
早く始めればそれだけメリットは大きくなる
と言える思います。
資金繰りに余裕ができれば是非検討してみてください。
知識ゼロですが、つみたてNISAとiDeCoをはじめたいです。 新品価格 |