「このアパートを相続するつもりなんですが、相続税かかりますか?」

 

お答えできません。(>_<)

情報不足です。

というのは・・・

 

相続税は、最初に全体の財産債務を把握して、全体の税額を計算します。

それから、相続した割合によって、全体の税額を相続人に割り振るのです。

1つ1つの財産に対して、相続税がかかるわけではないのです。

 

相続財産がそのアパートだけであれば、

相続税がかからない可能性があります。

 

逆に、相続財産がそのアパート以外に10億円あったりすると、

高額な相続税がかかる可能性があります。

 

そのため、相続対策に必要なことはまず全体を把握することです。

そこがスタートです。

 

全体の把握なくして、物件ごとの検討はできないんです。

 

会社の経営者になると、もっと事情はややこしくなります。

会社の株の金額を把握するためには、会社の財産債務を全てを把握する必要があります。

株だけではなく、会社への貸付金・借入金があるかもしれません。

 

全体を把握するには相当の労力・時間が必要です。

しかし、それなくして相続対策はありえません。

 

労力をかけて全体を把握しましょう。

 

対策はそれからです。