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11時30分に家を出たのに、
すでにイオンモール白山のフードコートに席は空いていませんでした。
来週は9時50分に家を出ようと息子と決意した週末でした。
相続税の仕事は経験が圧倒的にものいう、ということについて。
まず前提条件として、
相続税の税務調査では「名義預金」にほとんどの時間が費やされるということ。
そのため、税務調査により見つかった財産で大部分を占めるのが「現預金」です。
これは「名義預金」のものが多いと思われます。
つまり「名義預金」は相続税の実務では非常に重要なのです。
実務ではこれほど重きを置かれる「名義預金」ですが、
税理士試験の勉強では一切このことを勉強しないんですね。(^-^)
「税額の計算」や「土地の評価」という項目は勉強するんですが、
「名義預金」というものは相続税受験用テキストの単元にはありません。
そして、市販の書籍でも同様なことがいえると思っています。
「相続税申告書の書き方」や「土地の評価」という本は多く売られていますが、
「名義預金」をテーマにした本はあることはありますが、
「書き方」や「評価」に比べると圧倒的に少ないのが現状です。
したがって、何がものいうかというと「経験」なんです。
経験を積んで、
痛い目にあったり、
お客様との会話からの気付きであったり、
そういったものが大きな知識となって積み上がっていくものなんです。
経験から少しずつ知識を増やしていくしかないのです。
また、「名義預金」は代表的なものですが、
相続税は他の税法と比べても、特に経験が必要な場面が多くなっています。
・土地の形態は多種多様で、評価の仕方が難しいこと。
・建築基準法や農地法など関連法規の知識が必要なこと。
などなどがその理由です。
いわゆる「相続税に強い税理士」とは、
経験からしか得られない知識を兼ね備え、
その引き出しが多い税理士だということができると思います。
そんなわけで、これもどうかひとつ、よろしくお願いいたします。(^-^)