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情報化社会の時代です。

ネットで検索すればいろんなことが解決します。

でも、落とし穴ってありますよね。

ネットで検索するとき、

「こうであってほしい！」という思いを持って、

検索することってありますよね。

 

そういうときは要注意だと思ってます。

 

そんなときは、「自分にとって都合のいい情報」ばかりが目につくものだからです。

例えば、税金関係でいくと、「法人成り」がありますよね。

「個人事業者が会社にすると節税になるよ！」というやつです。

ネットで調べればいろんなことが書いてあります。

 

多分、目につくのは、

「こんなに税金が減ったよ！」

という記事ばかりではないでしょうか。

 

税理士から見るとそれは違うんです。

確かに税金は減ります。

その一方で、社会保険の負担が同じくらい増えます。

 

その情報、見えないんですよね。

「税金」のキーワードばかりに目が行って、

「社会保険」というキーワードは無意識にすっ飛ばしているんです。

トータルで考えると得だけじゃないんですが、

そこに目がいかないんですね。

この偏（かたよ）りを「バイアス」といいます。

「バイアスがかかる」という言い方をします。

 

ネット情報は正しい情報もいっぱい出ています。

でも、それを鵜呑みにしていいかどうかは別問題です。

その捉え方が正しいかどうか、専門家に聞くことをお勧めします。

得てして「バイアス」がかかっているものです。

 

ネット情報が正しかったとしても、

正しく内容を捉えていないことがあるんです。

 

自分が調べた情報を「正しい」と思い込む前に、

今一度、疑ってみるクセをつけてほしいと思う今日この頃です。