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「相続税の対象になる財産は何ですか?」

という質問をたまにされます。

答えは「本人のもの全部」です。

 

土地や建物はもちろん、預金や株式も相続税の対象になる財産です。

これらは金額が大きくなるものです。

しかし、金額が安いものでも相続税の対象です。

タンスもテレビも洋服も、本人のものだったものは全部相続税の対象です。

そこで疑問が湧きますよね。

「相続税の申告書にはどこまで書いてるの?」

タンス 1000円

テレビ 5000円

なんて書いてるの?

 

そんなふうに書き出したら、欄がいくつあっても足りませんよね。

 

実務では「家財一式」でまとめて書いています。

金額は10万円とか20万円とかザックリした金額です。

ただし高価なものは個別に書く必要があります。

自家用車 375,500円

壷(九谷焼) 300,000円

みたいな感じです。

ほとんどの家庭では高価な家財はそんなにたくさんお持ちでないでしょう。

自家用車が残っていればそれは個別に書くとして、

それ以外はザックリした金額になるケースが多いと思います。

 

でも、あくまで、対象の財産は「本人のもの全部」です。

「これはどうなんだろう?」というものがあったら正直に教えてください。

時価を調べた上で、「家財一式」に含めるかどうか検討しましょう。

 

きちんと調べたら、お宝探偵団に出せるものがあったりして。