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子どもに迷惑をかける相続、というとどんなことを思い浮かべるでしょうか。

やはり一番は、遺産争いですね。

兄弟でケンカにならないよう、遺言を遺しておくなど、

生前から手を打っておいてほしいものです。

 

それともう1つ。

どんな財産があって、どこにあるのか分からない、という状況です。

 

通帳はないけど、利息のハガキは銀行から届いているようだ。

証券会社から年1回、保有証券の資料が来ているがそれ以上は何も知らない。

近所の人の話によると、数年前に、道を作るために田を一部売ったらしいが、

その売ったお金がいくらなのか、どの口座に入金されたのか聞いていない。

 

相続税がかかるかどうか調べるために、

全財産の洗い出しをしないといけないのに、

どこから手をつけていいか分からない、

そんな状況が起こることがあります。

 

さらに、近年のネット社会特有の問題もあります。

ネット銀行のIDとパスワードが分からない。

サブスクのサービスを購入しているが、ID・パスワードが分からず解約できない。

 

私もネットフリックスのサブスクの契約をしています。

今どきはそんな人が多いと思います。

ある日、突然交通事故で帰らぬ人になったら・・・

 

財産はどこにどれだけあるのか?

ネット関係のID・パスワードはどこに保管してあるのか?

これは身近な人には分かるようにしておきたいものです。

 

「もしも」のときは突然訪れます。

若いか、年寄りかは関係ありません。

家族のために分かるようにしておきたいものです。