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「飛躍的に相続税が少なくなる方法を教えてほしい。」

そんな相談が、たま~にあります。

 

そんなときは、こうお話をしています。

「相続税はかかるものです。

これぐらいの相続税がかかるということを事前に把握して、

心の準備をしておくようにしましょう。」

 

日本国民である以上、納税義務はあり、

それを逃れることはできません。

相続税はかかるものと観念して、

心の準備をしておくことが

大事なことではないかと思います。

 

でもそんな飛躍的に相続税を減らす方法、

まったくないわけではありません。

しかし、税務署に認められるかどうか?となると、

これは非常に危ういと言わざるをえません。

 

つい最近ではタワーマンション節税が問題になりましたね。

ある申告が問題になって裁判にまでなるぐらいもめました。

そして、最終的には税務署側が勝ちました。

その方法を使った人は負けてしまったのです。

 

それを受けて、これからは曖昧さをなくすため、

新しい決まりが定められて、

ついにタワーマンション節税はできなくなりました。

そんなうまい方法はなくなったのです。

 

なので、

「こんなすごい節税方法があります!」

というキャッチコピーには気をつけてください。

いつ、どのタイミングで「やっぱりダメ」と、

裁判で判断されて、多額の追徴税を

納めることになるかもしれません。

 

魔法の杖はありません。

 

かかるものはかかる、

まったくゼロにする方法なんてない、

ということを理解して、

心の準備をするようにしましょう。

 

その上で、

少しでも相続税を減らす方策を考えましょう。

焼け石に水、かもしれませんが、塵も積もれば山となる、

少しずつ減らせしていこうという気持ちでいましょう。

 

相続税対策はそれぐらいがちょうどいいと思います。

 

さあ、ではどんな方法で節税するか、

これから一緒に考えましょう。

コツコツ一つ一つ積み上げていきましょう。