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私が税理士業界に入った頃、

相続税はお金持ちや資産家がかかるもの、

といったイメージがありました。

 

しかし、最近はそんなイメージがなくなってきましたね。

 

というのも、

元サラリーマンとか、元公務員とか、

そういった方の相続税の相談が増えてきた気がします。

 

その原因として考えられるのが、

平成27年からの基礎控除引き下げの影響、

そしてもう一つ、

全般的に兄弟が減っていて、それにともない基礎控除も減っている、

ような気がします。

 

相続税の基礎控除は、3000万円+600万円×法定相続人の数です。

すなわち、子どもが多ければ多いほど、相続税はかかりにくくなります。

 

で、なんとなくのお話で、何の根拠もありませんが、

昔は、3人以上の兄弟という家庭がけっこう多かった気がします。

しかし、最近は2人兄弟とか、1人っ子、

はたまた子どもがいない家庭、

そんな相談が多いような気がします。

 

つまり、相続税がかかりやすい家族構成が

増えているような気がします。

 

元サラリーマンや元公務員で現役時代の収入が多く、

子どもは1人か2人、というご家庭、

そんなご家庭は相続税がかかりやすくなっている、

なんだかそんな気がします。

 

何の根拠もありません。

ただの体感です。

 

もし、その傾向が確かなら、

相続税は思わぬところで、皆さんの身近な問題になっている、

といえるのではないかと思います。

 

「うちはお金がないから」と思っていたのが、

実は相続税ががかかる家だった、

という可能性があります。

 

しかし、相続税がかかるといっても、

資産家と呼ばれる人レベルの方はそれほど多くありません。

ギリギリでかかるという方が多いと思います。

 

この場合、例えば生命保険に入っておけば、

相続税がかからなかった、とか、

相続税はかかるけど保険のおかげで助かった、とか、

そんなケースもあるかと思います。

 

ほんのちょっとの対策で、

相続税の対策ができる可能性があります。

 

「ちょっと心配になってきたな」と思ったら、

ぜひ一度ご相談いただければと思います。

 

意識していなかった意外なことがあるかもしれません。