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税務相談、税務申告の代理作成、などは、

税理士が無償独占(むしょうどくせん)となっています。

無償独占とはどういうことかというと、

「無料(ただ)」でも税理士以外はやっちゃダメよ、

という意味です。

 

税法の一般的な説明は税務相談にはなりません。

税理士以外がやっても大丈夫です。

でもそこから一歩踏み込んで、

「あなたのケースは・・・」というのはアウトです。

ここの線引きがとても重要です。

 

お客様にとって一番気になるのは、

「自分の場合はどうなんだろう?」

ということですよね。

それが税理士以外はできないんです。

 

生命保険の外交員さん、

ハウスメーカーの営業さん、

その他にもいろんなケースで

この葛藤を抱えている人は多いと思います。

お客様の質問に答えたら法律違反ですからね。

それが無料でやったとしても。

 

で、私が思うのは、

規制改革なんかがあったりして、

税務相談などの業務が自由化されたらどうなるんだろう?

ということ。

 

税理士は、こと営業力に関しては、

生保の外交員さんや、ハウスメーカーの営業さんの

足元にも及びません。

あっという間に淘汰されるんでしょうね。

憂慮されるべき事態になることは目に見えています。

 

現状は、税理士はとても重要な仕事だから・・・

という論理で強固な規制がされていますが、

はたしていつの時代のどこまで通用するのか?

 

このまま規制の上にあぐらをかいていたら、

時代が変わったときに、瞬殺されるんだろうな、

なんて思っています。

 

そうならないようにするには、

日頃からどうすればいいんだろう?

そう考えておくことが必要なのかもしれません。

 

さて、どうしようかな。