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いつ、いかなる場合にも、自らの商品は、自らの手で売らなければならない。
伝説の経営コンサルタント一倉定氏の言葉です。
税理士をやっていて、これを痛感することがあります。
特に痛感するのが、こんなケースです。
一人親方の職人さん。
得意先は「ほぼ」一社という状況です。
絶好調な時はとんでもなく絶好調です。休日なんかないくらいです。
ところが、その得意先の一社に問題が生じます。
その職人さんが手掛けた現場ではない現場で、手抜き工事が発覚です。
その賠償金の手当や、対応でその得意先はてんてこまい。
通常の業務に支障が出まくりです。
当然、その職人さんにも影響が出ます。
仕事が回ってこなくなったのです。
基本的にフリーな立場のその職人さんですが、
今まで「ほぼ」その一社でしか仕事をしてこなかったため、
今さら他の会社から仕事をもらうことができません。
このように、自らのサービスの販売先を他の人に委ねきってしまうと、
いざというときに対応できなくなるのです。
しかも、その原因は自分とは全く関係ないところで起きた問題です。
自分とは無関係なところで、自分の生活をも左右する問題が起こるのです。
こんなことが起こらないよう、普段から、
自分のサービスは自分の手で売ることができるよう、
環境を整えておく必要があります。
事業の継続には、自らの手で売らなければなりません。
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