野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

 

風が強いですね。

この風で体ごと飛ばされるんじゃないか

と不安を感じている川下です。(^-^;

 

さて、クラウド会計の普及にともない、

「途中までやったんですけど、決算ができなくて困っています。」

という問い合わせが増えてきました。

 

そのお客様をレベル分けすると、大きく3つに分けられます。

 

1.普通預金の残高、クレジットカードの使用履歴と支払額が全然合っていない。

2.普通預金の残高は合っているが、経理処理に間違いが多くある。

3.普通預金の残高も経理処理も合っているが、決算処理が分からない。

 

決算近くになって相談に来られても、税理士として受けることができるのが、

2と3のパターンです。

経理処理や決算処理が合わないのは想定内です。

すでに入力してあるものを修正していくのがメインなので、そこまで大変ではありません。

むしろ、それこそが税理士としての腕の見せどころです。

 

しかし1のパターンはお手上げです。

この場合の修正は、領収書やカード履歴を見ながら、

大量のデータ修正を行うことになります。

はっきり言わせていただくと、この作業は時間もかかるし、精神的に辛いものがあります。

税理士でなくても、できる作業だったりします。

場合によって、入力されているものをすべて無視して、

最初から、つまり一から入力しなおした方が早いことすらあります。

 

ここらへんの区別は、税理士以外の方にとっては難しいかもしれません。

しかし、税理士にとっては大きな違いなんです。

 

でも、1のパターンにならないで済む方法があります。

それは「早めの相談」です。

 

データの修正には、税理士じゃないとできないもの、

と、税理士じゃなくてもできるもの、があります。

そして「早めの相談」をいただければ、税理士じゃなくてもできるもの、

を自身でやっていただく時間があるのです。

 

そうすれば、決算前には少なくとも2のパターンに持っていけます。

これが解決方法です。

 

「1のようなパターンでも税理士がやってよ」

という声が聞こえそうですが、残念ながらそれは無理な場合がほとんどです。

税理士は常に複数のお客様を抱えています。

大量のデータ修正をするということは、

従来からの他のお客様に迷惑をかける、ということに直結するのです。

だから、そんな選択はしないのです。

 

クラウド会計ソフトによっては

「税理士いらず」

のような誇大広告をしている会社もあります。

 

決して騙されないでください。

 

「早めの相談」があれば、解決できる手段が広がります。

「決算迷子」になる前に、早めの相談をお願いします。

ぜひご相談ください。