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所得税ってややこしいところがあります。
収入を計上する基準が、収入の種類によって違うんですね。
例えば、事業の場合、
仕事を完了した・商品の引き渡しをした時点で、
代金の請求権が発生するという考え方なので、
この時点で収入を計上しなければなりません。
しかし、給与の場合は、給与の支給日が計上する日になります。
令和4年12月分給与を、翌月10日つまり令和5年1月10日に支給する
と会社の規定で定めている場合には、令和5年の収入になるんです。
アパートなど不動産賃貸は、家賃の振込日が決められていたら、
その振込日が計上する日になります。
だいたい家賃は前払いのケースが多く、
令和5年1月分家賃は令和4年の12月28日振込日、
というように決まっていたりします。
この場合、令和5年1月分は令和4年の収入になります。
不動産を売ったときは、
引き渡しの日が原則となっていますが、
例外として契約日でもいいですよ、
となっています。
収入ではありませんが、
医療費控除の医療費は実際に支払った日が基準の日です。
令和4年の入院費用を年明けの令和5年に支払いをしたら、
令和5年の医療費控除の対象になるというわけです。
ややこしいですね。
分からないときは専門家や税務署に相談しましょう。
でも、これぐらいならネットで検索しても調べられますかね。
どんなもんでしょう?
とにかく、基準はそれぞれ違うので、要注意です。