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「自計化」という言葉、聞いたことはありますか?

主に、「会計ソフト入力を税理士事務所ではなく、

お客様自らで入力してもらうこと」を指すことが多いと思います。

 

「自計化」に関しては、

「自分で入力してるのに、なんで顧問料がこんなに高いの!?」

なんていう不満があることもあるように聞いております。

 

私の事務所のスタンスはどうかというと、

「自計化」にはまったくこだわっておりません。

 

お客様自ら会計ソフト入力を行えば、

お客様が見たいタイミングで自社の経営状況を

数字で見ることができるようになります。

「自計化」のメリットはお客様自身にあります。

 

税理士事務所のためでなく、

お客様自身のための「自計化」ということであれば、

あえてそこにはあれこれ口を出すことはありません。

それがお客様のためですから。

 

でも、

ちょっと困ったこともあります。

(ちょっとじゃないかもしれません。)

 

お客様の簿記の知識に問題があるときです。

(^-^;

ここらへんは言葉の選び方に気をつけないといけないですね。

 

「自計化」でお客様自身に会計ソフトを入力してもらうんですが、

間違った入力をしてしまう方が少なからずいらっしゃいます。(^-^;

例えば、貸方と借方が一部逆になってしまってるとか。

他にも、同じ経費でも原価と販管費とごっちゃになってたり。

 

そうなると、

税理士事務所のほうで全部修正をかけなおさないといけないんです。

これがまた大変な時間と労力を取られる作業で。

(^-^;

 

そんな方には、

「うちで入力させてもらえませんか?」と、

あえて「自計化」をやめてもらう提案をするときもあります。

 

修正をするより、一から自分で入力をするほうがいいケースもあるんです。

そんなとkは、お客様自身も自分の入力に不安を持っていることが多いような気がします。

 

一般的に、クラウド会計を利用する場合は、

「自計化」のケースが多いと思います。

でも、実際の運用はケースバイケースで考えた方がいいかと思います。

 

中小零細には経理の担当者を雇えるような事業者はあまりいません。

自ら本業をこなしながら、会計ソフト入力をしている方がほとんどです。

そんな方に、一から簿記を覚えてください、というのは無理な話です。

 

なので、クラウド会計を利用する場合でも、

税理士事務所が一から入力するというのは十分ありだと思います。

 

何がいいのかはケースバイケース。

ご相談させていただければと思います。