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freeeの決算が発表されましたね。

またしても大赤字のようで・・・。

ただ、このようなIT系の会社は最初は大赤字が出るもので、

そこから黒字転換していくことが大前提で評価されています。

 

じゃあ、freeeは将来的に黒字になるのか?

というと、そこまでの見る目は私にはありません。

でも、金融機関が融資を続けているところを見ると、

将来的に有望だと考えている人が多いのでしょうかね。

 

私の意見はというと、

「freeeは使いにくい」という考えは今も変わっておりません。

 

「freeeを使っています」というお客様が来た場合、

ほぼ間違いなくマネーフォワードクラウドへの乗り換えを勧めます。

 

理由は今まで何度も書いてきましたが、

freeeには複式簿記に対するリスペクトが感じられない、からです。

これ以上の詳細は割愛いたします。

 

freeeは、会計を知らない方へのソフトとしては非常に評判がいいようですね。

しかし、税理士業界では私と同じ考えの税理士が多いと思うので、

一部税理士を除き、freeeの評判はよろしくないと思います。

 

なので、

会計を知らない方がfreeeを導入したものの、

事業が成長して「そろそろ税理士をつけたい」となって、

税理士にいざ相談に行ってみると、

税理士から「freeeはちょっと・・・」というケースは多いかと思います。

 

これはどういうことかというと、

freeeが安い価格で会計ソフトの提供をしてシェアを広げても、

顧客の事業が成長して、さあこれから利益を出すプランに変えて回収するぞ!

というタイミングで、マネーフォワードクラウドに変えられる、

ということを意味します。

 

となると、

freeeのこの先の将来はどうなんだろうな?

という気がします。

 

でも、日本の中でも田舎の地方である北陸の零細税理士の考えです。

 

実際にはもっと深く大きい思惑があるんだろうなと思います。

ちゃんと黒字化につなげる戦略はあるんでしょうね。

 

ただ、末端の一介の税理士としてはそこらへんの感覚をまったく感じません。

多くの零細事業者の大事な会計データをfreeeは預かっています。

もしものときにはこの会計データはどうなるのでしょうか。

ちょっと心配です。