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「会計のほうはできてるので、申告書だけお願いします。」
たまに言われます。
でも、できない相談だったりします。
というのもちゃんと理由があるんです。
税理士が申告書にハンコを押すということは、
(今はほとんど電子署名ですが)
内容をちゃんと精査していますよ、
ということを意味します。
ハンコがあるということは、会計のほうも含めて、
税理士によってしっかり精査されている申告書ですよ、
と世間的に意味することになってしまうんです。
なので、お客様が「会計はできている」とおっしゃっても、
それを鵜呑みにせず、しっかり内容を精査する必要があるんです。
そして、経験上の話になりますが、
会計のほうを精査させていただくと、
残念ながら、いろんな修正点が出てくるものなんですね。
そして、いろんなチェック業務を経験している方なら
ご理解いただけると思いますが、
いざチェックをしてみると、内容がボロボロ過ぎて、
どこからどう手直ししていいか分からない、
という状況に直面するケースもあります。(^-^;
場合によっては、最初からやり直した方が早いんじゃないか、
というようなこともあるんです。
したがって、「申告書だけ」ということはありえないのです。
そして、内容の修正がどれだけ必要かは事前に分からず、、
実際に内容を精査してみないと分かりません。
したがって最初の作業量が不明な段階では、
「税理士報酬はいくらです」という話もできないんです。
「私のは大丈夫です」と思われるかもしれませんが、
税理士側からすると、みなさんそうおっしゃるんです。(^-^;
申し訳ありませんが、どこまで信ぴょう性があるのか分からないんです。
どうか、こういった事情をご理解ください。