野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

 

税務調査はいつ来るのか?

結論、

忘れた頃に来ます。

 

よくこんなことを聞きます。

「今年出した確定申告、税務署から何も言ってこないから、大丈夫なんやね。」

大間違いです。(^-^;

 

税務署はいちいち全件のチェック&連絡はしていません。

やるときは3~5年分をまとめてしています。

 

税務署も人員は限られているため、

毎年毎年、全件チェック&連絡なんてできないんですね。

だから、「半年経ったから大丈夫」なんてことはないのです。

 

となると、いつチェックされるのか?

 

税務調査が入るとき、個人事業者の場合、

悪質でなければ通常3年分の帳簿を確認されます。

 

ということは・・・

 

3年分の帳簿がそろった頃、

つまり4年目以降に税務調査が入る、

というわけですね。

 

1年目の申告が終わり、2年目に入って、

「税務署が何も言ってこないから大丈夫!」と勘違いをして、

それから2年を経過した4年目、

ある日突然、税務署から電話がかかってきます。

そして、「1年目からの帳簿を用意しておいてください」

となるわけです。

 

5年目に電話がかかってきて2年目からの帳簿、

6年目に電話がかかってきて3年目からの帳簿、

ということもありえます。

 

いずれにしても共通して言えることは、

忘れた頃に来ます、

ということです。(^-^;

 

そして、誤りが見つかった場合、3年分の修正申告をして、

3年分の追徴税額を納めることになるのです。

1年分と違って、まとまった金額になることもあります。

 

「こんなにたくさん税額が追加になるんだったら、

3年経つ前に来て、1年分だけで収まるようにしてよ!」

と言いたいところですが、現状はこのような運用になっています。

 

こればっかりはどうしようもないところがあります。

 

で、

不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

自分の帳簿に不安なようであれば、

税理士に依頼しましょう。

 

精神安定剤みたいな役割、

保険のような役割、

そんな気持ちで税理士に頼めば、気持ちが落ち着くかもしれません。

 

不安で夜も眠れなくなって本業に影響が出てはいけませんからね。

税理士はそんな使い方もできます。