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令和4年の相続税の課税割合が発表されています。

9.6%でした。

1000人お亡くなりになったら、96人が相続税がかかる計算です。

ほぼ10人に1人ですね。

 

参考として、これまでの推移が財務省のHPにありましたので、

リンクを貼っておきたいと思います。

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/property/e07.htm

 

このリンクの資料で見ると、

昭和58年以降では昭和62年が7.9%となっています。

まさにバブルの頃ですね。

バブル時代の一番高いときで7.9%でした。

 

そしてバブルが終わって以降は、地価が下落した影響もあって、

課税割合も4%台の低割合の時代が長く続きました。

 

しかし、課税割合はもっと高くあるべきという判断があったのでしょう。

平成27年に基礎控除の改正があり、課税割合は8%台に跳ね上がりました。

 

そして、令和3年・4年には9%台にまで増えてしまいました。

バブル時代を超える割合の年が2年続いたというわけです。

 

・・・どうなんでしょう?(^-^;

 

円安などで日本国民が苦しんでいるときであるにもかかわらず、

相続税の課税割合は、バブルの時代を超える課税割合となっています。

う~ん・・・

 

所得税の基礎控除を上げようという声が強まっていますが、

相続税の基礎控除もそろそろまた見直した方がよいのでは?

と、個人的には思います。(^-^;