「どうしたら、親に相続対策しようという気持ちにさせることができるか?」
これは、相続に携わる者にとっての大きな問題です。
この問題について私が考えていることについて書きたいと思います。
人の気持を変えること、態度を改めさせることは非常に難しいです。
自分に置き換えてみるとよく分かります。
人から注意・指摘をされると逆に「なにくそ」と思うのではないしょうか?
逆効果になりかねません。
では、どうすればいいか?
他人を変えることはできなくても、自分を変えることはできます。
まず自分を変えることです。
まず自分を考えてみましょう。
「親にこうしてほしい」と思う前に、「親は自分にどうしてほしいと思っているか?」を考えたことはありますか?
親が自分に望んでいることを棚上げにしていないでしょうか?
自分の言うことを聞かない子ども、その子どもの言うことを素直に受け入れられますか?
まずは自分を変えることです。
「素直に言うことを聞いてみよう」と思わせることのできる子どもになりましょう。
「何をしてほしいと思っているんだろう?」と思ってもらえるような子どもになりましょう。
普段の会話をもっと増やしたい、と思っているかもしれません。
遠く離れて暮らしているなら、もっと電話で話したい、もっと会いたい、と思っているかもしれません。
「今さら、照れくさい」でしょうか?
でも、大切なことだとは常に思っているはずです。
まずは自分を変えましょう。
自分の「思い」が届けば、親の気持ちも変わるはずです。