野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!

 

「いい節税方法、知りませんか?」

とよく聞かれます。

 

その前に!

御社にとっての目標は何でしょうか?

 

「税金をなるべく払いたくない。」なのか?

「手元に現金を多く残したい。」なのか?

 

経費を作れば、利益も減って、税金も減ります。

しかし、同時にお金も減ってしまいます。

ほとんどの節税は、お金の減少になります。

 

例えば、利益が10万円で税率が30%としましょう。

 

普通に税金を納めれば、

税負担は3万円となって、手元に7万円残ります。

 

しかし、無理矢理10万円の経費を作ったら、

利益が0円になり、税負担も0円になります。

しかし、手元に残るお金も0円になってしまいます。

 

つまり、

目標が「手元にお金を多く残したい」であれば、

税金を普通に納めることが正解になります。

 

釈然としないかもしれませんが、

これは今も昔も変わりません。

事業にお金を蓄積していきたいのであれば、

税負担はやむをえないものなのです。

 

「税負担も減って、お金も残したい。」

そんな魔法の杖のような話は私は知りません。(^-^;

 

ネット上の怪しいスキームは危険なものが多いです。

そのまま真に受けるのではなく、詳しい人にまず相談しましょう。

 

お金を多く残すためには、税金をちゃんと納める、

これは鉄則です。

今も昔も変わりません。