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「インボイス制度で令和5年10月から
消費税を納めることになったので、
今回からお世話になりたいんですが。」
このような人がどれだけいるのか?
分かりません。
税制改正により、インボイス登録の締切が延期されました。
もし、延期されなければ、
国税庁から新規に消費税の納税者になる人の数の発表があり、
ある程度の予想がついたのかもしれません。
しかし、インボイス登録締切が延長されたので、
潜在的にどれだけの人数がいるのかは不明です。
調べればどこかにその数字があるのかもしれませんが、
どこまでの信ぴょう性があるのか、という疑問があります。
もし、その数がとても大きいものになったら・・・
皆さんご存知のとおり、
税理士事務所にとって確定申告時期は超繁忙期です。
睡眠時間を削って仕事をしている人も多いです。
そして、そこにインボイス制度の新規納税者が増えるのです。
キャパが増え過ぎて、対応できなくなることが予想されます。
ある程度前に相談を受けていれば、
税理士事務所側としても増員をはかるなど
対策をとることが可能です。
しかし、年が明けてから、ドッと多くの人に来られても、
そこから人を増員することはできません。
そうなると、相談が来てもお断りせざるをえません。
そんな状況が起こることが予想されます。
十二分に予想されます。
いや、ほんとに。
もしそんなことになったら、
「川下に断れた。なんて冷たいやつだ。」
とか言われそうです。
そうじゃないんです。
無理なものは無理なんです。
簡単な質問なら答えられるでしょう。
でも、インボイスを一枚一枚確認して、
申告書を仕上げることは
そう簡単なことではないのです。
責任問題もついてきます。
急に言われても無理です。
今のうちから泣き言めいたことを言わせていただきます。
無理なんです・・・。
前もって相談いただければ対応できる方法もあります。
ぜひご配慮をお願いします。