野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
メリークリスマスでございます。
が、税務界隈は嵐が吹いていますね。
一番の話題は「103万円の壁」ですが、
さらに、ここにきて「iDeCo改悪」問題も出てきました。
「iDeCo改悪」とは、今回の退職金税制の改正の問題の一つです。
現状、一度退職金をもらって5年以内にまた退職金をもらうと、
退職金優遇税制の効果が薄まる仕組みになっています。
逆に言うと、5年空ければOKだったわけです。
そして問題の「iDeCo」です。
「iDeCo」で一時金をもらうと、退職金優遇税制を受けれます。
なので、勤務先の退職金をもらう時期と5年ずらすことで、
「iDeCo」も、勤務先退職金も、両方優遇税制を満額受けれているのです。
この5年を10年に延ばそうというのが今回の改正案です。
優遇税制を受けるためのハードルが一気に上がり、
多くの方が増税の対象になるのです。
ご存知でしたでしょうか?
詳しくは「iDeCo改悪」でググってみてください。
この問題も含め、
オールドメディアとSNSで温度差が激しいですね。
オールドメディアでは、自民党・財務省の思惑通り、
「財源が足りない」「課税の公平」などと報じています。
一方、SNS(特に「X」「TikTok」など)では、
「増税すると出世する財務省」「ザイム真理教」
などと報じられています。
兵庫県知事選でもありましたが、
もう最近は、オールドメディアを鵜呑みにするのは危険、
という考え方が出てきましたね。
かといって、SNSもウソ情報が山ほどあります。
国民は両方を見た上で、慎重に判断する必要がありますね。
まあ、それにしても最近は税金も社会保険も、
負担が増えるような改正ばかりです。(^-^;
SNSのほう信じたくなる気持ちが出てきてもしょうがないですね。
税制改正は例年、年度内(3月31日まで)に国会を通るのが通例です。
そこまでに何らかの決断は出るのでしょうから、
国民としてちゃんと見守る必要がありますね。
そして、その結果を見て、
夏の参議院選挙で意思表示をしたいと思います。(^-^)
ちゃんと見守りたいと思います。