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もうそろそろイオンモール白山に行き尽くした感がある今日この頃。

今日も暑いですが、がんばりましょう。

相続税の申告に必要な資料シリーズです。

今回は、固定資産税課税明細・名寄帳です。

 

相続税の申告では大きな割合を占める不動産。

その一覧表にあたるのが、固定資産税課税明細・名寄帳です。

 

毎年4月末頃に固定資産税の納税通知書と一緒に送られてくるのが

「固定資産税課税明細」です。

これを見ると、その人がどれだけの不動産を持っているか把握できます。

 

市町村によるのかもしれませんが、

共有だったり、共有でもその割合が違うと、

それぞれ、別の冊子として送られてきます。

 

なので、本人単独名義の固定資産税課税明細だけではなく、

共有のものがないかどうか、ちゃんと確認する必要があります。

 

所有している不動産を把握する、という役割だけではありません。

土地の評価方法が、路線価方式ではなく、倍率方式の場合、

固定資産税評価額を相続税評価にも使用します。

その意味でも必要になってくるわけです。

 

そして、建物の評価額はずばり固定資産税評価額です。

相続税の計算には絶対に欠かせません。

 

また、固定資産税課税明細のように送付されてくるわけではありませんが、

市役所に行くと「名寄帳」という書類もとることができます。

意味合い的には「固定資産税課税明細」と同じです。

 

不動産関係は、まずこれを土台として相続税申告書の作成が始まるというわけです。