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私の父が亡くなって10年以上経ちました。
命日は2012年3月25日。
ガンが発覚したのが2010年の秋でした。
大腸ガンはすでに肺や背骨に転移していました。
そこから1年半の闘病生活が始まりました。
最後の数か月はとても苦しそうでした。
体はすっかり弱っていました。
病院のベッドで寝ているだけでも辛そうでした。
それをずっと見守る母も辛かったと思います。
朝早くから夜遅くまで病院で父につきっきりでした。
運転免許を持たない母はバスで毎日通っていました。
私は、超繁忙期の確定申告期だったことや、
確定申告が終わってすぐインフルエンザになるなど、
なかなかお見舞いには行けずにいました。
そして、2012年3月25日、
母から「心臓が止まった」という電話があり、
インフルエンザのダメージが残った体で病院に直行しましたが、
すでに息をひきとっていました。
ずっと辛そうにしていた父、
ずっとつきっきりでいた母、
父が亡くなり、悲しい気持ちでしたが、
その一方で、ようやく終わった、ほっとした、という気持ちもありました。
あれから10年、もうそんなに経ったのかという気持ちです。
うちは資産家ではなく、私は一人っ子というのもあり、
相続財産はすべて母のものにしました。
我が家は円満相続です。
父は享年68歳。
今の寿命を考えると、まだまだ若かった。
フェイスブックで同年代の人が父親と一緒に写真を撮っていたりすると、
ちょっとグッとくるところがあります。
まだ父親が健在の方は、今のうちに時間をとって、
たくさん話する時間をとってほしいなと思います。
父の死を思い返す機会があったので、
少し私の父のことを書いてみました。
週の最後の金曜日、しっかり頑張って行きましょう。