野々市・金沢・白山市を中心に活動している「かわした税理士のブログ」へようこそ!
タイトルの件、何を準備しているかというと、
遺言作成業務など相続まわりの仕事をワンストップで提供できるよう、
いわゆる行政書士の範疇の仕事の勉強をしています。
「税理士」という資格ではカバーできない仕事を超えて、
他士業(行政書士)が本来やっている仕事もうちでできるようにしたいと思っています。
そもそも資格制度の話なんですが、
税理士の資格をとると、行政書士になれる資格もとれることになっています。
なぜそうなっているのかの理由は分かりません。
しかし、行政書士の資格をとれることは事実です。
じゃあ、税理士はみんな行政書士の登録をしているかというと、
そんなことはなく、ほとんどの税理士は行政書士登録をしていません。
なぜなら、行政書士の仕事ができないのに、登録しても仕方ないからです。
実は、弁護士の資格も、これをとると、税理士になれる資格が自動でついてきます。
でも税理士の資格をとる人はほとんどいません。
なぜなら、税理士の資格をとっても、税理士の仕事はできないからです。
で、今回、私は行政書士の登録をして、行政書士を名乗れるように、
名乗るにふさわしい力をつけるために、勉強を始めたというわけです。
相続業務は多岐に渡り、
相続税申告と、遺言作成業務・相続手続業務は密接な関係にあります。
税理士と行政書士・司法書士は密接に連絡をとり、
お客様のためにそれぞれの責務を果たす、というのが現状です。
お客様からすると、対応窓口が業務によって変わっていたんですね。
それ自体、決して悪いことではないと思いますが、
どっちの仕事がどっち?ということは分かりにくいかもしれません。
そこをワンストップでできたら、もっとお客様のためになるだろう、
というのが今回の発想です。
加えて思うこともあるんですが、
税理士の仕事のお客様は「相続税がかかる人」なんです。
でも「相続税がかかる人」はお亡くなりになる人の約8%です。
92%の人は相続の相談に来ても、税理士事務所はスルーなんですね。
「相続の相談を川下税理士にしたい!」と思っても、92%の人はスルーで、
行政書士か司法書士だけと相談みたいな感じにならざるをえません。
それもちょっと寂しいなと思いました。(^-^;
ただ!
行政書士の範疇の仕事を簡単に身につけられるかというと、
そんなことはありません。
一朝一夕にはいきません。
かなりの勉強と経験が必要だと感じています。
まずは基礎的な知識をつけること。
こちは専門書の読み漁っています。
最近ブログの更新が少なかったのもそのせいです。
まだまだもっと専門書を読みます。
そして経験もしてみること。
これを機会に、自分自身の遺言を作ろうと思います。
他にも、協力者を募って、無料または格安で遺言作成をやってみたいと思います。
目標は来春です。
来春にはワンストップサービスができるよう準備を進めたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。