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4年目:簿記×、法人〇

 

そのとき、私は3年連続で簿記が不合格のドン底状態。

「このまま税理士資格を取れないんじゃないか・・・」

「このまま税理士を目指し続けていいのだろうか・・・」

という考えが頭をよぎっていました。

しかし、この年に転機が訪れたのです。

何があったのかというと・・・

 

私と同じくTACに通っていたAさんが同じ税理士事務所に入ってきたのです。

 

そのAさん、常にTACで勉強していました。

仕事が終わったら、TACの営業終了時間まで自習室にいました。

土曜日・日曜日、何時に行ってもTACにいます。

「どんだけ勉強してんの?」という感じです。

しかし、そこでハタと思いました。

「これだけ勉強しないとダメなんだ。」と。

 

そして、私も生活スタイルを変えました。

仕事が終わったら、TACへ直行。

土曜日も、日曜日も、とにかくTACへ。

 

TACに行くと必ずAさんもいるんです。

これぐらいやらないとダメだ。

Aさんに食らいついていこう。

 

読書もやめました。

活字を読むのは理論テキストだけ、と自分の中で決めたのです。

 

仕事と寝る時間以外、全て勉強のために費やすことにしました。

「これで合格できなかったら、人生設計を見直すしかない。」

それぐらいの気持ちを持って、とことん勉強に打ち込みました。

 

法人税の上級コースでとことん頑張りました。

簿記は二の次にして、とにかく法人税を頑張りました。

 

とにかく、とにかく、全ての時間を勉強に費やしました。

 

そして、試験当日。

全力を出し切ることができました。

 

後で分かったんですが、理論問題の出題2問中の1問が、

大原ではカリキュラムに入ってなかったらしいのです。

 

TACのカリキュラムには入ってました。

神風が吹きました。(^-^)

私は努力の甲斐があり、満足のいく答えを書けていました。

これはいける。

 

そして12月が来ました。

結果は予想通り、法人税法合格です!

簿記は4年連続不合格。

でも、税理士試験経験者なら分かると思いますが、

この法人税法の合格は、簿記の不合格を打ち消すほどの大きな一歩なんです!

税理士試験を途中で挫折する人の多くは、

法人税法・所得税法をとれなくて挫折するんです。

税理士試験という試練の中で、一番大きなヤマを越えることができたのです。

 

これは大きな自信になりました。

この道を進んでいけばいい、

そう確信できたのです。

そして、税法を合格したことで、税法で合格するには、

どんな答案を作ればいいのかが分かりました。

これが税理士試験を受験する上では、とても大きいのです。

 

税法は1科目受かれば、次からは受かりやすくなる、

と言われるぐらい、コツをつかむことがとても重要なのです。

 

次回は、その合格したときの勉強方法について書きたいと思います。

 

 

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